IoTをやってみる

IoT(Internet of Things)はどのようにすると実現できるでしょうか。IoTを使用した各種サービスが提供されている昨今ですが、『身の回りのモノをインターネットにつなげる』、これを自前でやってみます!

インターネットにつなげる『モノ』としては、監視カメラ、温度計、から、はたまた(居場所を知らせる)GPSだったり、色々考えられます。
今回の『モノ』は(電気を使用する機器の)電力測定器でやってみます。
名付けて、『リアルタイム遠隔電力消費モニタリングシステム』
自分が知りたい電力消費量をインターネットに届けてインターネットで使用量が見られれば今回のIoTの完成です。

まずシステムの全体像をイメージするとこんな感じです。

システム全体図
システム全体図

システムの構成要素は以下のようになります。

モノ側

インターネット側

自分側(データを見る側)

一般的にはハードウェアを接続するだけではIoTとして機能する様になりません。システムとして達成したい要件を定め、適宜アプリケーションソフトウェアを製作し、システムとして構築していく必要があります。
どこから取り掛かろうかというところですが、今回のシステムはデータ処理が要求されるタイミングが上記システム全体図の左半分と右半分では異なっていて、データのフローとして連続している必要性がありません。
データベースに蓄えるデータの形式を統一して決めておけば

システム説明図

左半分:電力量計から得たデータ送信しデータサーバーで受信するシステム
右半分:データサーバーが提供するデータをデータ閲覧コンピュータに表示するシステム
の2つに分割しても差し支えがないので、今回はデータサーバーに蓄えるデータを

と決め、

【データ収集システム】

モノ側

インターネット側

【データ閲覧システム】

インターネット側

自分側

の2つのシステムに分けて、しかし収集と閲覧は同一のデータベースで行ってしまう構想で、それぞれ構築します。

これらを同じ環境で稼働させれば『リアルタイム遠隔電力消費モニタリングシステム』の完成です。

データ収集システムの構築はこちら
データ閲覧システムの構築はこちら

今回、目的のシステムをデータ収集側とデータ利用側に分け、別個のシステムの様に構築ました。
この様な考え方、IoTのシステムについて一般的に当てはめて良さそうです。

 

以上